『ガンダムUC』7巻
7巻では6巻の終盤でバナージがダカールの戦闘においてユニコーン2号機バンシィに敗れ、ブライト率いる「ラー・カイラム」の虜囚となってしまったところから始まります。
「ラー・カイラム」にはビスト財団幹部であり、バナージの腹違いの兄であるアルベルト・ビストが乗り込んでいました。
「ラー・カイラム」はロンド・ベルの指令でもあるブライト・ノアが艦長を務め、私的に「ラー・カイラム」を利用しようとするビスト財団と次第に対立を深めるようになっていました。
そしてブライトは、この騒動の根源である《ラプラスの箱》とは何なのかを知るべく、エゥーゴの頃からの付き合いのあるルオ商会とコンタクトを取ることを決めます。
一方、ガランシェール隊のジンネマンはフル・フロンタルからユニコーンに取り付けたサイコモニターのデータを持ち帰るよう指示されるが、ミネバの安否を一向に気にとめないフロンタルのところに帰るという選択はあり得ないものでした。
「ラー・カイラム」ではバナージはミネバが乗艦したことを知り、接触しようと警護の隙をついて飛び出したのですが、その行く手を阻んだのは再調整を施され、アルベルトを「マスター」と認識したマルーダ・クルス。
ビスト財団一行はバナージやミネバをユニコーンと共に宇宙に上がるため、「ラー・カイラム」の進路をオーストラリアのトリントン基地に差し向けます。
一方ブライトはアムロのかつて恋人ベルトーチカ・イルマからラプラスの情報と共に「ラー・カイラム」を追うネオ・ジオンの不穏な動きを知らされ、状況打開のため、あえてネオ・ジオンを利用しようとすることを画策します。
オーストラリアのトリントン基地に到着した「ラー・カイラム」の元に、ユニコーン奪還を画策する「ガランシェール」と、彼らの元に集結したジオン軍残党部隊が待ち構えていました。
「ガランシェール」ではミネバとマリーダがいることを知ったジンネマンがバナージをユニコーンに導くとともに、すべてを奪還すべく戦いに身を投じていきます。
そしてユニコーンを取り戻したバナージは、ミネバを乗せて基地から離れようとする輸送機を止めようとしますが、そこにリディ・マーセナスのデルタプラスが立ちはだかる。
デルタプラスとの戦闘でなんとかリディを後退させたバナージのもとに、ジンネマンが現れ、ユニコーンを乗せて遠ざかる輸送機に追いすがる。
今度はそこにバンシィが迫り、「ガルダ」の翼上で2機のフルサイコフレームが激突する中でサイコフレーム同士による共振作用で機体から燐光が漏れ出しやがてその輝きを広め「ガルダ」を包み込んでいく。
ジンネマンはミネバ奪還のため、単身「ガルダ」に突入し、その一方で後退したリディもミネバを追って「ガルダ」に突入。
デルタプラスから降りたリディは、アルベルトにミネバを渡すように要求するが、ミネバはリディの元には行かず、バナージに救ってもらえることを信じて「ガルダ」から飛び降りてしまった。
ミネバの思いを感じたバナージはユニコーンを飛翔させ、降下しながら流されていくミネバをその胸の中に抱きとめます。
そしてユニコーンは「ガランシェール」と合流することになりますが、追手の連邦軍を振り払うため地球からの離脱を試みる。
しかし、これまでの戦闘で傷ついた船体は今一歩というところで出力不足に陥り、地球の重力から抜け出すことができない。
そこに現れたのは、ブライト指令からの要請で、これまで何度も戦闘を繰り広げてきた因縁の船「ネェル・アーガマ」でした。
「ガランシェール」は生き残るために連邦が差し伸べた手を取ることなるが「ネェル・アーガマ」の牽引用ケーブルはわずかに届かない。
そこでユニコーンは「ガランシェール」の外装に取り付いていたケーブルを掴み、強引に船体を持ち上げようとするが、1機のMSに大質量の船体を押し上げるだけの出力は当然足りなかった。
しかし、フレームから嘶きの様な軋みをあげるユニコーンをバナージは信じていると、サイコフレームの眩い燐光がフィールドとなってユニコーンの力を増幅し、船体を持ち上げてついに牽引用ケーブルが繋がる。
そしてついに「ネェル・アーガマ」の推力も得て地球を離脱した「ガランシェール」、2つの船体が宇宙へと突き進みます。
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